「盗聴器発見器の使い方」〜「盗聴器・盗撮器対策入門」

SECTION3:「盗聴器発見器の使い方」

更新日: 2007/9/16

 ワイドバンドレシーバーや盗聴器発見器は、すぐに発見した場所を教えてくれるわけではありません。これらはあくまでも発見した盗聴電波の強さ(や、機種によっては盗聴されている内容)を知らせてくれるにすぎませんから、場所を特定するには複数の場所からチェックして電波の強さの違いを比べて場所を推理していく必要があります。ただ反応したと言うだけでは関係ない機器の電波を拾った可能性もありますから、注意が必要です。

 一般家庭に盗聴器が仕掛けられている場所としては、、、

  • 保安器 (屋外にあるヒューズの入った電話機の装置)
  • ローゼット (電話機と交換機をつなぐ端子)
  • 家具や装飾品 (時計・万年筆・ぬいぐるみなど)
  • コンセント
  • エアコン
  • テレビ、ステレオ、そのリモコンなど
盗聴器が隠されていそうなところ【ピンク】

 このような場所に盗聴器が仕掛けられていることがありますので、こうしたところを重点的に探してみると割合に簡単に見つかるかもしれません。特に新生活が始まる時期はマンションやアパートの引越しが多い時期です。前の住人やその他様々な見知らぬ人間が関わる時には注意が必要です。そのため全く気づかずに過ごしてしまう方もいます。危機管理を持って対策を立てることが大切となります。そしてもし発見した場合は、その場ですぐに取り外したりせずに、現況を保存するか証拠写真を撮るとかしてから警察に相談されるといいでしょう。外して処分したあとに相談したりすると逆に怪しまれますから要注意です。