「盗聴被害に遭わない為の対策」〜「盗聴器・盗撮器対策入門」

SECTION4:「盗聴被害に遭わない為の対策」

更新日: 2007/9/16

 もはや盗聴は日常的に行われている行為と言ってもいいでしょう。それは心当たりのあるなしとはまったく関係がありません。ですから自分のことは自分で身を守るしかありません。まずは自分で出来る護衛策から対策を立てましょう。

  • あまり親しくない人からプレゼントを貰わない (ぬいぐるみや時計などは要注意です)
  • 不審な来客を自分の部屋に入れない (偽の電気工事業者や消火器の調査などと偽って侵入するケースもある)
  • あまり家の電話のコードレス電話で大事な話はしない(コードレス電話の会話はわりと簡単に盗聴できてしまいます)
  • 引越しの際には必ずチェックする (前の住人を盗聴していた可能性がありうるため)
  • 定期的に盗聴器発見器で調査する。

 最後にひとつだけ忠告を。実は盗聴器発見器では発見できないタイプの電波式盗聴器というものが存在します。それは携帯電話を使用した盗聴器です。最近はPHSやプリペイドカード式の携帯電話を盗聴器に変えるアタッチメントが市販されているのを見かけるようになってきました。これらは盗聴した音声をあくまでも携帯電話の会話音声として発信しますので、電波法には触れませんし盗聴器発見器でも発見しにくくなっています。まだあまり普及はしていませんので一概には言えないのですが、極端に電波式の盗聴器だけに絞って対策をされるのは逆に危険だと言ってもいいでしょう。ですので、ある程度の自衛策をこうじて、それでもなお怪しいと感じられた場合は、迷うことなく専門の業者に相談されることをお勧めします。こうした業者は特殊なタイプの盗聴手段についても、発見するノウハウを持っていますし、発見したあとの対処方法についてもについてもいろいろと教えてくれますから頼りになると思います。

 以上、けっして自分や道具を過信することなく、万全を期しましょう。


それでは次より、「盗聴器・盗撮器発見器」の比較を行います。